日本が誇る電機メーカーパナソニックの自転車部門。1952年にナショナル自転車工業として創業。1990年にはオランダの名門プロロードチーム「パナソニック・スポーツライフ」に機材供給を開始する。以降3年間にパリ~ルーベ、リエージュ・バストーニュ・リエージュ、アムステルゴールドレース、ツール・ド・フランス(区間5勝)など、ビッグレースを制した。こうした厳しいヨーロッパのプロレースで磨かれた自転車作りの礎は、現在のプロダクツにもしっかりと息づいているのは言うまでもない。
大手メーカーがカーボンフレームにビジネスの舵を切る中、チタンとスチールをラインナップの中心に据え、国内生産による高品質にしてオリジナリティに富んだモデルをユーザーに提供している。特にチタンフレームのアウトバテッド加工は世界初の取り組みでパナソニックにしかできない技術だ。またスチールフレームは、緻密な応力計算に基づいたオリジナル設計のラグやフレーム小物を用意するなど、高品質・高性能にこだわり抜いている。
マスプロメーカーながら「POS」(Panasonic Order System)と呼ばれるオーダーメイドシステムを世界に先駆けて1987年に開始。カラーとサイズオーダー(イージーオーダー)できる自転車が注文から数週間で手元に届く画期的なシステムは、サイクリストたちを驚愕させた。時代に合わせてPOSの内容は進化しており、現在は「カスタムオーダー」と「フルオーダーシステム」の2つのラインを形成。
前者はベースとなるモデル、フレームデザインとカラーを選び、POSのサービスを提供する自転車店で専用機器を使ってフィティングした後フレームサイズを決定する。車種はロードをはじめシクロクロス、アドベンチャーモデルなどがある。素材はスチール、チタンが可能だ。後者は㎜単位の寸法オーダー、チューブの種類、ラグのタイプなども選べるフルオーダー。スチールのトラックモデル(競輪=NJS)が対応している。2019年に「KEIRINグランプリ」を制した佐藤慎太郎も乗る。
ブランド名 | Panasonic |
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店名 | パナソニック サイクルテック株式会社 |
代表者名 | 代表取締役社長/稲毛 敏明 |
所在地 | 〒582-8501大阪府柏原市片山町13番13号 |
TEL | 072-977-1601(大代表) |
乗り方・車種 | ■カスタムオーダー/ロード、エンデュランスロード、シクロクロス、アドベンチャー、トラック フレームのシートチューブ長を、430、460~610mmの中から10mm刻みで選択。ジオメトリーは各サイズであらかじめ決まっているもの。 ■フルオーダー/トラック |
フレーム材料 | 素材/スチール、チタン 製法/ろう付け(ラグド スチール)、Tig溶接(チタン) |
オーダーパーツの受注 | 補修用フロントフォークは受注可能。 |
注文方法 | パナソニックサイクルテック契約のPOSショップにて注文。 |
問い合わせ受付可能言語 | 日本語 |
オーダーメイド自転車納期 | カスタムオーダー/注文から数週間で手元に届く フルオーダー/約1ヶ月半 |
修理・リペイント | 不可 |
塗装 | 自社 |
基本価格・支払方法 | 基本価格:ロードチタンフレーム FRTC23 294,800円(税込)~、ロードスチールフレーム FRCC43 96,800円(税込)~ 支払方法:POSショップにご相談ください。 |
URL | https://cycle.panasonic.com/products/pos/ |
https://panasonic.co.jp/pct/contact.htmlより問い合わせください |